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工事レポート

「霞ヶ浦導水石岡トンネル(第4工区)新設工事」水中到達施工によりシールドマシンが美野里立坑に到達しました

2025年07月 UP
「霞ヶ浦導水石岡トンネル(第4工区)新設工事」水中到達施工によりシールドマシンが美野里立坑に到達しました

 国土交通省関東地方整備局発注の「R4 霞ヶ浦導水 石岡トンネル(第4工区)新設工事」は霞ヶ浦導水事業の一環として、小美玉市の堅倉立坑から美野里立坑までの延長約4,100mにわたり導水路トンネルをシールド工法にて構築する工事です。
 本トンネルは、那珂川と霞ヶ浦を結ぶ導水路トンネルの一部として機能し、仕上がり内径はφ3,500mm、施工深度は地下約20~40mに達する大深度・長距離シールドトンネルです。

 施工は3交代制による高速掘進体制で行い、最大日進量30m、最大月進量600mを超える掘進を記録しました。2024年5月から掘削を開始し、翌年5月に掘削外径φ4,050mmのシールドマシンが無事に美野里立坑に到達しました。

工事概要

工事名 R4霞ヶ浦導水石岡トンネル(第4工区)新設工事
事業主 国土交通省 関東地方整備局
施工場所 茨城県小美玉市堅倉地先~茨城県小美玉市三箇地先
工期 2023年3月~2025年12月(34ヶ月)
工事概要 施工延長 約4,100m
シールド機製作(泥水式、掘削外径φ4,050)
セグメント組立 4,083m(内径φ3,500、外径φ3,900)
RCセグメント 2,848R、PCセグメント 175R、可とうセグメント 2R
発生土処理 51,000m3、仮設工 一式、地盤改良工 一式
 

 今回の到達工では、大深度かつ高水圧下でのNOMST壁の直接掘削と、水中到達工法を採用しています。到達先となる美野里立坑(内径φ11.4m、深さ47m)は、約4,500m3の水で満たした状態で到達を迎えました。潜水士が到達位置やエントランスパッキンの稼働状況等を確認したうえで、覆水の有無を慎重に確認し、排水作業を行いました。排水完了後、シールドマシン本体がその姿を現しました。
 最終到達地点の施工誤差は、水平12mm(右)、鉛直24mm(上)と極めて高精度な施工を達成しています。

 今後は、掘進に用いた仮設設備の解体を進め、2025年末の竣工に向けて工事を継続して参ります。

>>関連リンク
工事公式HP:霞ヶ浦導水石岡トンネル(第4工区)新設工事
工事レポート:「霞ヶ浦導水石岡トンネル」のシールドマシンに小学生のイラストが描かれます
工事レポート:霞ヶ浦導水石岡トンネル第4工区の安全祈願式が行われました